「医療費のお知らせ」に関する注意事項

医療費控除を受ける際には、「医療費控除の明細書」を作成します。

市町村や健康保険組合から「医療費のお知らせ」の医療費通知書がある場合は、これを元に明細書
を作成します。
この「医療費のお知らせ」についての主な注意点は、下記の通りです。

  1. e-taxで確定申告書を送信する場合は、添付不要
    令和3年分の確定申告から、e-taxでの確定申告に限り、「医療費のお知らせ」は、確定申告
    書に添付しなくてもよいこととなっています。
    ただし、5年間の保存は必要です。
  2. 「医療費のお知らせ」は、全ての医療費が反映されていない
    「医療費のお知らせ」は、10月~12月分の診療代は、反映されていないために、この期間の
    ものは領収書を集計する必要があります。
    また、自由診療など入院の食事代なども含まれていませんので、領収書と突合する必要があり
    ます。
  3. 医療費控除の明細書の記入方法の間違い
    医療費の明細書の「医療費通知に記載された医療費の額」へ記載する医療費の額は、自己負担
    部分の医療費を記載します。
    医療費の10割負担額を記載されている方が多くみられますので、ご注意下さい。

詳しくは、国税庁:健康保険組合から送られてきた医療費のお知らせを参照ください。