消費税 納税額の計算方法
消費税の納税額を計算する方法は、2通りあります。
- 原則課税
預かった消費税ー支払った消費税=納税額 - 簡易課税
預かった消費税ー(預かった消費税×みなし仕入率)=納税額
簡易課税は、実際に支払った消費税を集計する代わりに、預かった消費税に事業区分に
応じた「みなし仕入率」を乗じて計算した金額を支払った消費税とみなして簡易的に納
税額を求める計算方法となります。
2種類以上の事業を営んでいる場合は、原則、事業区分ごとに預かった消費税を区分して
それぞれの事業区分に応じたみなし仕入率を乗じて簡易的に支払った消費税を求めます。
また、簡易課税の適用は、基準期間の課税売上高が5,000万円以下の事業者が事前に簡易
課税選択届出書を提出している場合に使用できます。
簡易課税は、小規模事業者の事務負担を考慮して設けられた制度ですが、場合によっては
「簡易課税」ではなく「難解課税」になります。
次回以降で簡易課税のメリット、デメリットをお伝え致します。