年末調整で使用する扶養控除申告書はいつの年分のもの?

年末調整の際に使用する扶養控除申告書の年分を間違っているケースを見かけることがあります。

扶養控除申告書は、毎年最初に給与の支払を受ける日の前日までに給与の支払者に提出しなければ
なりません。
そのため、本年分の年末調整の各種控除申告書と共に翌年分の扶養控除申告書も記載することになり
ます。

例えば、令和5年分の扶養控除申告書は、令和4年分の年末調整の各種控除申告書と共に給与の支払
者に提出することになります。

ここで、よく勘違いをされているケースが、翌年分の扶養控除申告書をもとに本年分の年末調整を行
っているケースです。

令和4年の年末調整の際に使用する扶養控除申告書は、令和4年分の扶養控除申告書で、令和5年分
の扶養控除申告書でありません。
令和3年の年末調整時に提出した令和4年分の扶養控除申告書に変更があれば変更事項を記載しても
らう必要があります。

特に年内に転居をされている方、苗字が変わっている方、子供が生まれている方などが該当してきます。

年末調整の際に使用する扶養控除申告書は、年末調整を行う年分の扶養控除申告書となります。