令和4年分所得税確定申告書変更部分

令和4年分の所得税の確定申告書の主な変更部分は、下記の通りです。

  1. 様式

    確定申告書A、Bの様式がなくなり、新しい様式に1本化されています。

  2. 振替継続希望欄

    振替納税を利用されている方が転居され所轄税務署が変わっている場合において、
    引き続き振替納税を希望する場合は、この欄に〇を付けます。
    〇を付けなかった場合は、新たに振替納税の手続きが必要になります。

  3. 公金受取口座の同意、公金受取口座の利用欄

    デジタル庁に給付金等の公金受取口座として任意に登録する制度です。
    還付される税金の受取場所に記載した預貯金口座を公金受取口座として登録する場合
    に、「公金受取口座登録の同意」欄に〇を付けます。
    既にマイナポータルを通じて公金受取口座を登録されている方で、公金受取口座への
    振込みを希望する場合は、「公金受取口座の利用」欄に〇を付けます。
    注意点は、公金受取口座の同意と利用の手続きを同時に行うことができないため、
    方に〇を付けることはできません。
    デジタル庁:公金受取口座登録制度

  4. 住民税欄の退職所得のある配偶者又は扶養親族の氏名等

    退職所得がある配偶者または親族等の扶養控除等について所得税と住民税の取り扱いの
    違いを解消する欄となります。
    所得税では、扶養親族等の要件となる合計所得金額には退職所得も含まれますが、住民
    税では、含めないことになっています。
    これまでこの違いがあまり認識されず、誤った申告が多かったため、令和4年の確定申
    告書に新たにこの欄が設けられました。

国税庁:令和4年確定申告特集