決算書の見方⑯ 限界利益とは?
第16回目は、限界利益についてお伝えします。
前回、損益計算書の費用を変動費と固定費に分ける事をお伝えしました。
そして、この変動費を売上高から差し引くことで得られる利益が、限界利益です。
限界利益は、人件費や事務所家賃などの固定費を賄う為の源泉利益となります。
大きければ大きいほど固定費を賄う余裕があることとなります。
そして、限界利益を売上高で割ったものが、限界利益率となります。
限界利益率の目安は、業種、業態によりかなりバラつきがあります。
卸売業などは、数%ということもあれば、士業など変動費がほとんどない業種は
ほぼ100%となります。
次回は、この限界利益率を使用した損益分岐点売上高をお伝えします。