資金繰り⑧ 支払方法の整理
キャッシュレス決済の推進により、最近は、支払方法が多様化しています。
クレジットカードや交通系ICなど様々な決済手段をその場その場で深く考えないで使用していると
何にどれだけ使用したかが分からなくなります。
資金繰りを考える上で、資金の流れをシンプルにし、無駄遣いをしないためには、支払い方法の管理
が重要となります。
売上の入金は、相手があることなのでコントロールすることはなかなか難しいですが、支払いは、コ
ントロールできます。
例えば、クレジットカードは、飲食代のみに使用し、交通系ICは、電車代とバス代のみに使用するな
ど支払手段を決めます。
こうすることにより、それぞれの明細をみるだけで何にどれだけ使用しているかが分かるようになり
ます。
特に交通系ICは、まとまった金額をチャージして使用することとなるため、必ず、使用履歴を取得します。
電車代だけでなく、飲食代やタクシー代をここから支払っている場合は、尚更必要となります。
会計処理や資金繰りをシンプルにするためにも、交通系ICは、電車代とバス代のみに使用することを
お勧めします。
資金繰りに問題を抱えている会社は、多種多様な決済手段から多種多様な支払いをしていることが多
いです。
まずは、入り口を整理して資金の流れをシンプルかつ明瞭にして、無駄遣いをしていないかチェック
することが大切です。