現金が不自然に多い決算書
現金が不自然に多い決算書を見かけることがあります。
現金商売以外では、手元現金は、小口現金くらいです。
現金商売以外で現金が多い理由として考えられるのは、
- 銀行から現金を出金した後、経費で使用したが領収書を紛失
- 現金で売上金を回収してきたが、銀行に入金せずそのまま経費で使用し領収書を紛失
- 会社のおカネは自分のおカネとして社長が自由に使っている…
などです。
このようなことが何年も積み重なると帳簿上の現金が雪だるま式に増えていきます。
気付いたら数百万円単位になっています。
数字は嘘をつきません。
帳簿上の現金が不自然に多いということは、何かしら原因があります。
そして、その原因は、おおむねあまり良くないものです。
決算書は、経営者の体を表します。