決算書の見方⑰ 損益分岐点売上高を知ろう
第17回目は、損益分岐点売上高についてお伝えします。
損益分岐点売上高とは、利益が0となる売上高の事です。
利益が0になるということは、限界利益が固定費と同額ということです。
限界利益で固定費を賄うことができれば、利益も損失も発生しません。
この限界利益=固定費の状態の売上高が損益分岐点売上高となります。
損益分岐点売上高は、固定費÷限界利益率で求めることができます。
目標利益がある場合は、(固定費+目標利益)÷限界利益率で目標利益を
達成するための売上高を求めることができます。
損益分岐点売上高のポイントは、「限界利益=固定費」の関係です。