決算書の見方⑬ 簡易キャッシュフロー
第13回目は、簡易キャッシュフローについてお伝えします。
簡易キャッシュフローとは、簡単に言うと、どれだけお金を稼ぐ力があるかということです。
これは、借入金の返済原資となります。
借入金の返済は、利益からしかできません。
では、損益計算書のどこを見ればそれが分かるかというと、税引後利益と減価償却費です。
減価償却費は、費用でも現金支出がない費用なので、税金を払った後の利益に減価償却費を足す
ことによって、簡便的にお金を稼ぐ力(借入返済財源)が分かります。
そして、銀行借入がある場合は、借入金総額÷(税引後利益+減価償却費)で債務償還年数を計算
してみて下さい。
目安は、10年以内です。