空き家問題

先日、熊本市が市内にある倒壊の危険性のある空き家を「略式代執行」という手続きで取り
壊しを始めたというニュースがありました。

この空き家は、築73年の木造住宅で、所有者は平成7年に亡くなり、その後住んでいた親族の
方も平成21年に亡くなられ、現在まで空き家になっていたということです。

今回の撤去にかかる費用は、165万円で熊本市が負担します。
つまり、税金が投入されることになります。
熊本市では今回で6件目となるそうです。

所有者不明の空き家や土地ができる主な原因は、子供がいないなど引き継げる親族がいないま
ま亡くなった、所有者が亡くなった後に相続した方が登記をしていなかったため、誰が所有者
か分からなくなっているなどです。

特に子供がいない、いても実家には戻ってこないなど引き継げる親族がいない方は、生前に自宅
をどうするかをきちんと考えておくことが大切です。

一般の方に売却できるならまだいいですが、売却ができないようであれば、知人や近隣の方など
に売却できるかどうか、自治体へ寄付もしくは貸付できるかどうかなど生前に調べておくことが
大切です。

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