エンバーミング
エンバーミングとは、遺体の衛生保全処置のことをいいます。
これは、遺体を消毒、殺菌し、消化器官や血液を除去し、その代わりに防腐剤などの保存液を遺体
に注入することで遺体を10日間から2週間程度腐敗させることなく保存する方法です。
亡くなられて火葬に付すまで日数を要する場合は、遺体の腐敗が進んでいきます。
ドライアイスや保冷庫では腐敗の進行速度は抑えられますが、完全には抑えられません。
そのため、腐敗防止や生前の面影を残しておきたいといった場合にエンバーミングが行われます。
また、闘病生活が長く、やせ細ってしまっていて元気なころの姿でお別れをしたいとう希望がある
場合や感染症を防ぐという場合もエンバーミングが行われます。
エンバーミングの費用は、15万円から25万円です。
費用の面と遺体を切開することへの抵抗感からエンバーミングを敬遠されることもあります。
エンバーミングを希望される場合は、エンディングノートに希望を記載することをお勧めします。