グリーフケア②

グリーフケアは、概ね次のような支援がされます。

①自分を大切にしながら嘆き悲しむことができるようにする
②喪失したものが自分にとってどんな意味を持っていかたのかを見いだせるようにする
③意味を見出すことによって新たな関係性が紡ぎ出されて心の中にその人の新しい居場所
ができるようにする
④そして目の前の現実にまた一歩踏み出してゆこうという気持ちになれるようにする

グリーフケア専門士の方は、「喪失」は、決してなくなるわけではないと話されていました。
「喪失」により胸にぽっかり空いた穴は、時の経過により穴の存在自体は薄くなっても、その
穴自体は、決して埋まることはないそうです。

「喪失」を抱えたままどのように前を向いていくか、「喪失」とどのように向き合っていくかが
グリーフケアによる支援となります。

配偶者を失った方は、この「喪失」に向き合えるようになるには、概ね4年ほどかかるそうです。

私の母については、2021年8月10日現在でちょうど2年になります。
まだまだ混沌とした状況の中にいます。

こういったこともグリーフケア専門士の方に出会わなければ知ることができなかったことです。

「終活」は、自身の生前整理や手続きのことはもちろん、終末期と死後の家族の心の負担という面か
らも元気なうちに折に触れ話し合っておくことが大切だと思います。

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