樹木葬② 公園型樹木葬
樹木葬には、「里山型樹木葬」と「公園型樹木葬」があります。
今回は、「公園型樹木葬」についてお伝え致します。
「公園型樹木葬」は、「都市型樹木葬」とも呼ばれ、土地が限られている都市部に多くあります。
墓石のないガーデンニングのような庭園や公園のような造りになっているお墓(霊園)です。
埋葬方法は、墓石の代わりとなるシンボルツリーや草花の周囲に遺骨を埋葬し、1人1本ずつの植
樹を行いません。
お墓参りには、このシンボルツリーに手を合わせることになります。
遺骨は、骨壺に入れて個人墓として一区画に納骨できるものから合祀墓、さらしに遺骨を包んで自
然に土に還るようなスタイルものなど様々なものがあります。
「公園型」は、「里山型」に比べるとアクセスの良いところにあり、多くは平坦な地形なので家族
の方が気軽にお墓参りをすることができます。
そして、多くの場合、行き届いた管理がされているので、季節が変わっても花がなく寂しい感じに
なるということもありません。
「里山型」は、冬になると花や葉が散り寂しい感じになり思っていたものと違うという感情を抱く
方もいます。
ただ、自然に還るという意味では、「里山での散骨」が一番近いものになります。
「公園型」だと少しイメージと違うということになるかもしれません。
ご本人が自然に還りたいという気持ちで「里山での散骨」を希望していても、近くで気軽にお墓参り
をしたいという気持ちが家族にあるかもしれませんので、生前にきちんと家族と相談して決めること
が大切です。