樹木葬① 里山型樹木葬
樹木葬には、「里山型樹木葬」と「公園型樹木葬」があります。
今回は、「里山型樹木葬」についてお伝えします。
最初に里山型樹木葬を始められたのは、岩手県一関市の「長倉山 知勝院(ちしょういん」です。
こちらは、散骨とは異なり、個人墓の「樹木葬墓地」となります。
里山の自然を保護するために、遺灰を直接埋葬し、墓石の代わりに低木類(山つつじ、エゾアジ
サイなど)を選び埋葬地の上に植樹します。
里山を保護するために、墓石や納骨堂などの人工物を置くことはできません。
個人墓地ではなく、散骨できる里山型樹木葬もあります。
こちらは、墓石の代わりの低木を植えることなく、里山に遺灰を撒く自然葬となります。
里山や山に散骨を行っているところはあまり多くはありませんが、自然に還ることを望まれてい
る方はこちらの散骨の方がより希望に近いものになると思います。
このように「里山樹木葬」には、墓地型と散骨型がありますので、「里山樹木葬」を選択する際
にはどちらの形なのかきちんと把握することが重要です。