樹木葬③ 樹林墓地

「公園型樹木葬」は、「樹林墓地」という名称で呼ばれていることが多いです。

「樹林墓地」という名前をはじめに使用した霊園は、都立小平霊園です。
都立小平霊園では、「樹林墓地」を共同埋葬するもの、「樹木墓地」を個別埋葬するものとして使い
分けています。

樹林型合葬埋蔵施設・樹木型合葬埋蔵施設

「死後は安らかに自然にかえりたい」という多くの都民の要望に応えるものとして、平成24年に小平霊園につくられました。樹林墓地・樹木墓地とも、より自然にかえりやすくするため、ご遺骨は個別に布製の納骨袋に移して埋蔵します。樹林墓地は平成24年から使用を開始しました。布袋に移したご遺骨を共同埋蔵するもので、都立霊園としては初めての「粉状遺骨」でも受け付けています。樹木墓地は3本のシンボルツリーの下、芝生に覆われた墓域にご遺骨を個別埋蔵するもので、平成26年から募集を開始しました。


(※写真は多磨霊園樹林型合葬埋蔵施設)         都立霊園公式さんぽより

樹林墓地を希望する方は、お墓を承継する人がいない、お墓を持つことで家族に負担をかけたく
ないという方が多いです。
近年こういった方が増えているので、都立小平霊園の樹林墓地の区画は、公立霊園で都内唯一
ということもあり応募倍率も高くなっています。
なかには、何年も落選される方もいらっしゃるようです。

埋葬方法の希望がある場合は、公営霊園に限らず民営霊園も視野に入れ、早め早めの準備が大切
です。

 

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