献体の申し込み後
今回は、献体の申し込み後から最終的な献体の判断についてお伝え致します。
献体の申し込みをすると会員証が送付されてきます。
会員証は、家族も分かるところに保管しておくことが大前提ですが、不慮の事故などを考慮すると
常に身に付けておくと安心です。
そして、献体の申し込み者が亡くなった際には、速やかに会員証に記載されている連絡先へ連絡し
ます。
献体の受け入れは、死後48時間以内となっているためです。
そして、ここで、最終的に献体として提供するかどうか遺族が判断することになります。
献体をすると遺骨が遺族のもとに還ってくるのは、申し込みをした大学などで差はありますが、概ね
1年~2年、長いときでは3年ほどかかります。
このようなことから、申し込み時には献体の提供に同意をしていても、亡くなってすぐに献体として
提供することにより、ゆっくりとお別れができない、気持ちがついていかないなどの遺族の気持ちを
考慮して遺族が最終的な判断をすることができるようになっています。
このように献体は、献体を希望する方と、最終的に判断をする方が違うこととなるため、社会貢献の
ためなど献体について強い希望がある場合には、ご自身の意思を尊重してもらえるよう生前に家族と
よく話し合っておくことが大切です。