京都市空き家行政代執行
先日、京都市にある空き家で木造2階建ての元共同住宅の外壁が倒壊の恐れがあるとして行
政代執行により撤去作業が行われました。
京都市では、この木造2階建ての元共同住宅の所有者に対し、8年間に渡り指導を行ってき
たそうですが、撤去または修繕の見込みがないと判断されたため行政代執行を行ったという
ことです。
空き家をそのまま放置する所有者の多くは、「撤去費用がない」という理由で行政指導が
入ってもそのまま放置することが多いそうです。
また中には、「このまま放置しておけば行政が勝手に撤去してくれる」と考えている方も
いるようです。
京都市の今回の撤去費用は、約700万円で、これは税金が投入されています。
税金が投入されているので、当然、所有者に請求されます。
税金の徴収と同様に正当な理由がなく滞納すると財産の差し押さえなど強制執行が行われ
ます。
京都市では、所有者が判明している場合の行政代執行は初めてのケースだということですが、
今後も空き家が増えていくと行政代執行が行われる可能性はあるかと思います。
全国の市区町村では、空き家相談窓口が設置されています。
東京都の空き家ワンストップ相談窓口
自分の死後、空き家になる可能性がある、空き家を所有しているがどうしたらいいのかわか
らないという場合は、撤去できない事態に陥るまえにこのような窓口で相談されることお勧
めします。