無縁墓の増加
空き家が年々増え続けているのと同じようにお墓が放置される「無縁墓」も年々増加しています。
特に公営墓地では、半数以上が無縁墓になっているという自治体もあります。
無縁墓になる主な原因は、お墓を承継した人が分からなくなるということです。
特に地方の古いお墓で多く、承継者を探し出すことが困難になっています。
空き家と同様、何代も遡って所有者を見つけることはとても時間と労力がかかります。
また、お墓が放置されるほか、管理料の滞納問題も年々増加しています。
お墓を承継するということは、お墓の維持管理の他、管理料の支払い義務も生じます。
こういった無縁墓や管理料の滞納を防ぐため、自治体によっては、承継者の連絡先だけでなく、承
継者の親族の連絡先を求めるところもあります。
お墓がある方もない方も元気がうちにお墓について話し合っておくことが大切です。