老後のお金の把握⑧ 土地、家屋の名寄帳

所有している土地や家屋についても一覧表を作成します。

所有している不動産が、自宅のみである場合には、毎年市区町村から送付されてくる固定資産税の
納税通知書が一覧表の代わりになりますので、こちらをエンディングノートと一緒に保管します

自宅以外にもある不動産を所有している場合は、一覧表を作成します。
一覧表を作成する場合は、市区町村で「土地、家屋の名寄帳」を取得することをお勧め致します。

固定資産税の納税通知書は、固定資産税が課税されている不動産のみが記載されており、非課税の
不動産は記載されていません。
また、共有になっている不動産は、代表者の方に納税通知書が送付されるために固定資産税が課税
されていても代表者以外の方は分かりません。

固定資産税の納税通知書に記載されていない非課税の不動産なども漏れなく知ることができるのが
名寄せ帳となります。
東京都であれば、所有者が同一区に所有している物件に関する情報がすべて記載されます。

死後、遺族の方が、固定資産税の納税通知書を見ると知らない土地や家屋が記載されているという
ことがあります。
自宅以外に不動産を所有している方は、一覧表を作成し、ご家族の方にも説明をしておくことが大
切です。