老後のお金の把握④ 資産、負債の一覧表の作成
終活を始める際には、ご自身の純資産を把握するための資産・負債の一覧表を作成することを
お勧めします。
簿記でいうところの「貸借対照表」です。
右側に換金できる資産を、左側に借入金などの負債を記載します。
資産から負債を差し引くことにより、資産を換金して、負債を全て返済した場合にいくらの
資産が残っているかが計算できます。
【記載方法】
- 預貯金や株式、借入金は、一覧表を作成する時点の残高を記載します。
- 保険金は、解約返戻金を記載します。
- 住宅については、分譲マンションの場合は、同じマンションで売却物件があった場合にはそ
の売却価格が参考になります。
インターネットでも中古価格市場を検索することができます。 - 戸建ての場合は、土地については、固定資産税評価額÷0.7で計算します。
建物は、築年数が古いと評価が出ないので、建物の価値はあまり考慮しない方が無難です。
マンションも戸建ても不動産会社に依頼すると査定をしてくれますので、自宅を手放す可能
性がある場合は、一度査定をしてもらっても宜しいかと思います。
このようにして作成した一覧表は、できれば毎年作成し、現在のご自身の純資産を把握しておく
ようにします。