生前整理の流れ③ 自宅について
生前整理をして、財産の状況が把握できたら、その財産を今後どうするかを検討します。
特に自宅については、生前に十分な検討が必要となります。
子供達と遠く離れて暮らしていて、今後、子供達との同居が望めない場合は、夫婦そろって
いるうちに終の住処について考えておくことがとても重要となります。
自宅で最期を迎えたいと思っていても、車がないと病院や買い物に行けない地域に住んでい
る場合は、車を手放しても生活できる方法(地域巡回バスや介護タクシーなど)があるか検
討することとなります。
そうして検討した結果、自宅で暮らすことが難しいという結論に達した場合は、自宅を売却
して高齢者向け施設などへの転居を検討することとなります。
高齢者向け施設は、「介護保険施設」と「その他の施設」があります。
「介護保険施設」は、介護保険上で定められた施設で要介護1~5の方向けの施設となります。
「その他の施設」は、要介護だけの方だけでなく自立の方も入居できる施設などがあります。
各施設の詳細は、次回お伝え致しますが、終活には、「体も心も元気な内」がとても大切です。