介護保険施設
介護保険施設とは、介護保険上で定められた施設のことで、要介護1~5の方が利用できる施設です。
1.特別養護老人ホーム
「特養」と呼ばれる施設です。在宅介護が困難な65歳以上の方が入れる施設です。
介護保険を使って安く終身利用することができるので、待機者が多く、順番待ちの期間が長くなって
います。
利用料金は、月額3万円~15万円で、入居一時金は不要です。
2.老人保健施設
「老健」や「老人リハビリ病院」と呼ばれる施設です。ロングステイ、ショートステイ、デイケア
など退院後のリハビリや在宅介護の負担を軽減させるための施設です。
利用料金は、月額8万~20万円で、入居一時金は不要です。
3.介護療養病床
医療法で定められた療養病床で、療養上の管理や看護、医学的管理のもとで、介護とともに医療
サービスを受ける施設です。自宅復帰や特養への入居を促していますが、この施設は、2024年3月
末で廃止予定です。
利用料金は、月額20万円前後で、入居一時金は不要です。
4.介護医療院
介護療養病床に代わって創設された新しい施設です。重篤な身体疾患があるなど長期療養が必要な
方をⅠ型とし、Ⅰ型以外の方をⅡ型として老人保健施設相当以上の医療機能を提供する施設です。
上記のようにそれぞれの役割をもった施設として、現在は、4つあります。