0葬

「0葬」とは宗教学者の島田裕巳先生が提唱されている葬法です。
葬儀を行わず、火葬をした後は、遺骨を持ち帰らないというものです。

高齢化社会でのお墓不足、少子化でのお墓の継承の難しさなどこれらの問題を解消するために
提唱された葬法です。

遺骨の持ち帰りは、東日本と西日本で違いがあります。
東日本は、遺骨のほぼ全部の持ち帰りを求められるのに対し、西日本は、遺骨の一部を持ち帰り
残りは、火葬場が引き取ります。
西日本では、遺骨を持ち帰らないという選択も認めている地域もあります。

ご自身は、亡くなった後に家族に負担をかけたくないとお考えになるかもしれませんが、葬儀
や遺骨の引き取りは家族の気持ちも重要です。
40才代の若い世代の方でも遺骨を持ち帰りお墓に納骨して先祖を供養していくという考えを
持っている方もいます。

人それぞれに死後に対する価値観は違います。
ご自身の希望は、かならず生前にご家族に伝え、ご家族の了承と得ておくことが大切です。

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