資金繰り⑱ 定期預金と保険積立金
資金繰りが厳しい時でも定期預金や保険積立をしているケースがあります。
定期預金については、銀行から借入をしているので解約できないと思われている方もいますが、
資金繰りが厳しいときは、解約をして資金に充当することが大切です。
また、無駄遣いを防ぐために定期預金を活用することもありますが、固定化してしまうと資金
繰りに影響が出ます。
保険積立金については、保険加入時だけでなく、できれば毎年見直しをすることが大切です。
保険については、節税目的(正確には節税ではなく単なる課税の繰り延べです)だけでなく、
長期的な資金繰りの見通しが必要です。
社会情勢により当初想定していた利益が確保できなくなったりすることは多々あります。
積立型の保険は、万が一のとき、契約者貸付で銀行融資よりも早く資金を調達できるメリット
はあります。
この貸付で急場をしのげたケースもありますが、金利は高いです。
契約者貸付を受けた時点で、保険の加入そのものを見直す必要があります。
定期預金と保険積立金は、換金できるものですので固定化しないことが大切です。