資金繰り⑲ 遊休資産の売却
資金繰りが厳しい時は、遊休資産の見直しも必要です。
ここでいう遊休資産とは、ゴルフ会員権やリゾート会員権、研修施設などの不動産、投資信託
などの有価証券で、売却しても事業に支障が出ない資産です。
以前、資金繰りが厳しいにもかかわらず、融資を受けている銀行から勧められた投資信託を毎
月預金から天引きれているケースがありました。
融資を受けている銀行に勧められたものだから断れないと考えがちですが、資金繰りが厳しい
ときは、投資信託を積み立てている場合ではないので、解約を申し入れることが大切です。
この会社も銀行に相談し、解約することができました。
ゴルフ会員権やリゾート会員券、不動産も同様です。
会費や固定資産税の負担があるので、あまり使用していないものであれば、売却して資金へ充当
することをお勧めします。
事業に支障がでない資産で眠っている資産がある場合は、解約もしくは売却をして事業に資金へ
あてることが大切です。