資金繰り㊴　融資を受けるには利益を出す

融資を受けるタイミングは、利益がでているときです。

「税金は払いたくないけれど、融資は受けたい」は、通用しません。

税金を払いたくないばかりに無駄に飲み食いなどでお金を使って経費を計上し、赤字決算にしている
ところを見かけますが、お勧めできません。

お金を使って経費を計上すると、利益が少なくなり手元資金も減ります。
この状態で融資を受けようと思っても、返済原資がなく、経費のかかる会社で赤字体質と判断され、
融資が受けられなくなる可能性が大きくなります。
中小企業の資金調達手段は、融資が中心となりますので、融資を受けることができないとなるとかな
り厳しい状況に置かれます。

融資が受けられないなら無借金経営を目指させばいいじゃないかと考えられる方もいますが、これも
お勧めできません。（詳細は、別の回で説明致します。）

利益が出ているときは、惜しまず利益を出し、税金を払う方が、会社にお金は残ります。

税金と融資の支払利息は、事業を継続していく上での「必要経費」です。